上司がすんなり退職させてくれるとは思えない…
職場のみんなが納得する退職理由ってあるのかな?
「周りの人への迷惑を考えてよ」とか「かわりの人が見つかるまで待って」とか…言われるんだろうな。と思うと気が重くなります。
私の場合は、マルチのネット通販会社を辞めるときに上のようなことを言われて辞めづらくなった経験があります。社長(経営者)と距離が近いブラック体質の会社だったので、社長からも直接言われてとても困りました。
そもそも、退職理由は嘘を言うのが当たり前です。職場のみんなが「それじゃ仕方ないね」と思ってくれる退職理由があります。物分かりの悪い上司を納得させる退職理由があります。
この記事では、確実に退職できる理由(嘘)について説明していきます。
退職理由におすすめの嘘
- 実家の仕事を手伝うことになった(← 確実)
- 親の介護をすることになった(← 納得)
- 転勤について行くことになった(← 円満)
退職理由としておすすめの嘘が、上の3つです。
これらの嘘に共通しているのは、自分ではどうしようもないという点です。「辞めるのは自分のせいじゃないんです。」というのが波風の立たないスムーズな退職理由になります。
- 自分のせいじゃなく、親のせい。
- 実家に帰らなくてはならない。
- 期日までに辞めなければならない。
親のせい。実家に帰らなくてはならない。いつまでに辞めなければならない。という退職理由なら、上司や職場仲間も「仕方ない」と受け入れるほかないわけです。
私の経験上、実家がらみの退職理由が最良です。
確実に退職できる理由
来月から実家の仕事を手伝うことになったので辞めます。
急だな…。でもしょうがないか。
「実家の仕事を手伝う」というのは確実に退職できる理由です。いつから手伝うのかをはっきり言うことで、退職までの期日を決められる確実性もあります。
「でもウチの実家、商売をしているわけではないんだけど…。」
大丈夫。そんなのいくらでも理由を付けられます。昔からやってる商売ばかりが「実家の仕事」というわけではないです。
たとえば「父がネットビジネスを始めたので、パソコン作業の方を任せたいと言われている。」「母が着付けの教室を始めたので、一緒に経理事務をやることになった。」
考えようによって、どうとでも理由を作れてしまいます。
皆が納得する退職理由
父の介護をすることになったので辞めます。
お父さん、大丈夫なの?早めに帰ってあげて。
「親の介護をする」というのは、職場の皆が納得する退職理由です。「オマエの親のことなんて知らねーよ」なんて言う上司はいないし、職場仲間の理解も得やすいです。
ただ、親が倒れたという嘘は、職場の皆に心配をかけてしまうのが難点です。嘘なのに、「お父さんどう?大丈夫なの?」とか心配されると心苦しいものです。
上司が真面目な人だったら実家(緊急連絡先)に電話して気遣いをしつつ事実確認するかもしれません。この理由を使うときは、親と口裏を合わせておかなければなりません。
円満に退社できる理由
フローラの転勤について行くことにしたので辞めます。
それじゃ仕方ない。家族を大事にね。
「転勤について行く」というのは、配偶者のいる人なら円満に退社できる理由です。私の友人(女性)が、旦那の転勤を理由にしてブラック企業を無事に辞めました。
夫婦・家族を引き裂く権利など会社には無いし、「家族の転勤」というのは致し方ない理由として理解してもらいやすいです。
また、男性が「妻の転勤について行く。」というのは一般的ではないので、理由としては弱いでしょう。配偶者の転勤を理由できるのは主に女性。ということになりそうです。
家と会社が近い場合は、辞めたあとに職場の人とばったり出会わないように気を付ける必要があります。もし、「離職票を送るから、転居先の住所を教えて」と言われたら、「まだ住所が決まっていないんです。郵便物は1年間転送されるので、現住所でお願いします。」と言っておけば大丈夫です。
退職理由でダメなもの
- 会社・職場への不満:上司は、不満を解決すれば辞めることはないだろうと判断し、改善策を提示されて話が終わってしまうでしょう。
- ステップアップ:上司は「半人前のくせに何言ってんの?」と、身勝手な退職を許容したくない気分になるでしょう。
- 自信がなくなった:上司が相談の機会を作ってくれて、悩みをきいてくれるだけで話が終わってしまうでしょう。
- 仮病:仮病はウソの塗り重ねになっていくので、つじつま合わせが大変になっていきます。
- 音信不通:連絡がつかない場合は実家にも連絡がいきます。突然居なくなったことで会社に損害が発生した場合は、賠償責任を問われることもあります。
「辞めたい」という気持ちをわかって欲しいあまり、本心を言ってしまう人も多いです。でも、かしこい方法とは言えません。退職理由にしてしまいがちなのは「会社への不満」や「ステップアップ」です。
会社への不満には、おもに待遇や給与、残業などの不満があります。これらの不満を聞いた上司は、なんとか改善して辞めない方向におさめようとするでしょう。会社の不満を言うということは、むしろ上司にヒントを与えているようなものなのです。
ステップアップも、正直な気持ちとして退職理由にしてしまいがちです。でも上司は、いまの職場・業務でステップアップさせる方法や解決策を提示してくるでしょう。
上司は、自分の管理職としての能力・評価が下がるのを恐れています。必ず辞めなければならない理由じゃないかぎり、上司が退職を阻止するのは当たり前の行動なのです。
退職理由の嘘がバレた場合
- 嘘をついたことを素直にあやまる。開き直るのは良くない。
- 「嘘をついてまで辞めたかった」という本気度は伝わっている。
嘘ついたことがバレれて、なおさら辞めにくい状況にさせられた場合は、自力で解決するのが難しいです。もう嘘をつくことはできないし、嘘をついた後ろめたさもあって行動しづらくなるでしょう。
嘘がバレたせいで、退職に向かっていくことが難しい場合は、素直に退職代行サービスを利用することを検討したほうがよいかもしれません。
本サイトで紹介している退職代行サービスは、LINEで無料相談できます。辞める方法も相談できるので、まずはLINEで無料相談してみる解決策が見えてくるはずです。
まとめ
- 退職理由として確実性が高いのは「実家の仕事を手伝う」。
- 退職理由として納得してもらいやすいのは「親の介護をする」。
- 退職理由として円満なのは、「転勤について行く」。
- 「実家」「親」が絡む理由は、「自分のせいじゃないんです。」というのが波風の立たないスムーズな退職理由。
- 「会社への不満」や「ステップアップ」は、理由としてあまり良くない。上司が解決策を講じるヒントになってしまう。
- 辞める理由で一番ダメなのは、仮病・音信不通。
- なかなか辞めさせてもらえない状況になった場合は、退職代行サービスを利用することを検討したほうが良い。