退職引き止めを無視するとどうなる?知っておくべきリスク

引き止めにあってぜんぜん退職できない。

無視して辞めて大丈夫なの?どうにかならないかな。

会社・職場に退職する意向を伝えたものの、引き止め(引き留め)にあってなかなか承諾してもらえないと本当に困るものです。

引き止めは無視してもかまいません。会社を強行的に去ることもできます。ただし、リスクは知っておくべきです。

引き止めにあって前に進めなくなっているときは、会社・職場側と合意するのが難しい状況に入っています。解決する方法として、退職代行サービスを利用することを検討してみるとよいでしょう。LINEで無料相談できます。

しつこい退職引き止めがストレスに…うざい上司を黙らせる

退職引き止め無視のリスク

  • 雇用契約の一方的な解約というかたちになる。
  • 未払金(振込予定の給料、残業代など)や退職金を支払ってもらえなくなる可能性がある。
  • 退職後に必要な書類(失業保険に必要な離職票など)をもらえない可能性がある。
  • 民事訴訟(損害賠償請求など)に発展するケースがある。

引き止めは無視してかまいません。未払金や退職金などを最悪いらないと覚悟できる場合は、強行的に会社・職場を去ってしまうこともできます。

ただ、引き止めを無視すると、辞めたあとに不利な状況になるケースもあります。失業保険をもらいたい場合は、会社から離職票を送ってもらう必要があります。退職を強行すると、離職票を会社に頼みにくくなるでしょう。

会社に損害が出ることが明らかな場合は、損害賠償請求されるケースがあります。

  • 融資を受けて始まったプロジェクトの責任者を放棄して退職したせいで、融資を打ち切られた。
  • 契約金が巨額になる商談の担当者だったが、退職したせいで破談した。

また、入社して間もない場合は、採用にかかった費用の損害賠償を裁判所が認めたケースもあります。

引き止めを無視するなら、闘いを始める心づもりで自力でケリをつける覚悟が必要です。

私は運輸会社を引き止め無視で退職したことがあります。振込予定の給料は翌月に振込されず、何度も会社に連絡しましたが取りあってくれません。結局、それ以上のもめごとが嫌だったので、数十万円の給料はあきらめました。当然、離職票ももらえませんでした。

かってに辞めたやつには払わなーい。

相手によっては無視しない方が身のため

  • 上司がヤバい奴だったら、相手がおとなしい人間だとわかるとどんどんつけ込んでくる。
  • 仕事終わりでも、夜でも関係なく、無神経に自宅まで説得に来る可能性もある。
  • とくに女性は、男のように自分で身の安全を守り切れない。

自己中心的で粘着質な上司だったら、引き止めを無視したことによって腹を立てられ、何をしでかしてくるか分かったものではありません。仕打ちがエスカレートした傷害事件は、たびたびニュースでも報じられているとおりです。

引き止めを無視するときは、相手を選んだほうが身のためです。

引き止め無視に関する知識

  • 就業規則がある会社・職場では、「退職の1ヵ月前に言うこと」となっているケースが多い。
  • 民法627条では、「雇用契約は、解約申入れの日から2週間が過ぎることによって終了する」となっている。

引き止めを無視するにあたって知っておくと強みになるのは、民法627条です。

まず、就業規則の「退職の1ヵ月前に言うこと」とというのは、会社が勝手に決めているだけのことです。(業務引継ぎや、代わりの社員を採用するために必要な期間を見込んでいるわけです。)

当然、民法627条の「解約(退職)申入れの日から2週間で終了」という法律が優先されます。引き止めを無視して行動に移すなら、辞めることを伝えた日から最短2週間を我慢すれば良いことになります。

えー、2週間もがまんできない。

引き止めを振り切る方法

退職の意思を伝えているのに、引き止めにあって動けなくなっているときは、会社側と合意するのが難しい状況に入っています。

経営者が「人が足りないから、なんとしても引き止めておけ!」と上司に指示していたり、その上司が「この会社ヤバいから、俺が先に辞めようとしてたのに。」と引き止めしているケースもあります。

引き止めを振り切る方法は2つあります。

  • 退職届を出して、2週間後に退職を強行して振り切る。
  • 退職代行サービスを利用して振り切る。

退職届を出して振り切る場合、会社を去ることはできます。ただ、退職後に必要となる書類(失業保険に必要な離職票など)を会社から取り損ねる可能性があります。

退職の交渉から、手続き、必要書類の取得まで全てをおまかせできる退職代行サービスを利用するのが良策です。

退職代行サービスで会社を辞める【やってくれること・選び方】

引き止めを無視された側は知っておけ!

  • 当人は、会社や上司のオマエと2度とかかわりたくない気持ちで固まっている。
  • 当人の将来を応援することもできないオマエは小者。
  • もし退職代行に依頼されたら、オマエなんか手も足も出ない。

やめさせなーい。抜けがけは許さない。

いるんですよ、本当にこういうヤツが…。

当人が今までどんな気持ちで働いてきたか。どんな気持ちで「辞めたい」と伝えてきたか。そういう人の心境を思いやることができず、「引き止め 無視された」って怒り心頭で検索してるオマエは、まさに自己中心的な考えしか持っていない証拠。図星だろ?

そもそも「引き止め」なんていうみっともないことをするもんじゃないんだよ。なぜ、つぎの将来に進もうとする人を快く送り出せないのか。人間が小さいというか、小者というか。スライムだよ、オマエw

「いままでウチで働いてくれてありがとう。つぎの職場でも頑張ってください。応援してるからね。」と言ってあげてください。

まとめ

  • 引き止めは無視してかまわない。未払金や退職金などを最悪いらないと覚悟できる場合は、強行的に会社・職場を去ってしまうこともできる。ただし、失業保険をもらいたい場合は、離職票を会社に頼みにくくなる。
  • 経営者がヤバい奴で、ブラックであることが明らかな場合は、損害賠償請求してくるケースもある。
  • 引き止めを無視するにあたって知っておくと強みになるのは、就業規則よりも当然、民法627条の「解約(退職)申入れの日から2週間で終了」という法律が優先されるということ。
  • 引き止めにあって動けなくなっているときは、会社側と合意するのが難しい状況に入っている。解決する方法として、退職代行サービスを利用するのは有効な方法。